顧客のターゲットは大型バイクです。大型バイク乗りは段差が嫌いです。私が嫌いですから、全国の大型バイク乗りもきっと嫌いなはずです。段差を越える際は足が地面に付き難く立ちごけの危険が増します。また、水道ホースの段差も嫌いです。洗車するたびになぜか進行方向にある水道ホース。毎回全力で300キロのバイクを押し小さな段差を越えています。水道ホースを動かせば問題ないのですが、それは負けの気がします。
そんな嫌われ者の段差ですが、ガレージから無くすこことは大変です。
そもそも段差は以下の3つ理由により発生しています
- ガレージ内の水平を出すために、ブロックを引いて調整している
- ガレージ内に浸水しない様に嵩上している
- ガレージ扉の沓摺(読み方:くつずり、意味:扉の下の部分)
これらにより発生する段差は20㎝以上にもなります。もはや階段です。この階段をスロープを使って越えるのですが1mに満たない長さのスロープで20㎝の高さを越えることはちょっとした恐怖です。
この段差を無くすには、1は基礎を正確に作る事、2は水捌けを考える事、3は入口をシャッターにする事で対応できます。つまり、出来合いのボックス型ガレージを設置するのではなく、しっかりガレージを設計・構築すれば対処できるのです。
当然コストも増えます。しかし、大型バイク乗りに認めて頂くにはこの段差をなんとかする必要があります。


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