ガレージを所持した場合の効果について考えてみます
1.盗難防止
2.品質維持
3.駐輪スペースの確保
4.メンテナンス場所の確保
5.所有を秘密にしたい人
一番に思いつくのは盗難防止効果です。色々な盗難防止装置が販売されていますが四方を壁に囲まれたガレージのセキュリティレベルは最高です。これ以上の物は存在しないし、これで盗まれたら諦めるしかありません。しかし、その分費用も高額になります。自己建設費やレンタル費から考えてもバイクを守るための施策としては投資対効果が悪すぎます。仮に、「バイクを守る」では無く「バイクに乗り続ける」を目的とした場合に良い施策として「盗難保険」があります。某保険会社では120万円バイクが年間2万円程度の料金で補償されます。安いです。お手軽です。年間2万円払うだけで、バイクが盗まれても同価格帯のバイクに乗ることが出来ます。
盗難を防ぐ効果は全くないため防止対策とはなりませんが、「またバイクに乗れる」という点では最良の施策です。お勧めです。再購入可能なバイクを所持している人や、他バイクに乗り換えても良いと思う人ならこの方法が一番です。逆に稀少性の高いバイクや、カスタマイズ費用が高額なバイク(盗難保険ではカスタマイズ費は補償されません)、また、思い入れが強いバイクには、ガレージ保管が効果的な施策です。
次は品質維持です。エンジンやフレームがむき出しのバイクは劣化が激しい乗り物です。雨ざらしで放置すれば直ぐにサビます。ゴムパーツも劣化します。対策の1つにシートカバーを掛ける方法があります。しかし、これには難があります。例えばカバーの置き場所です。たたんでも結構な大きさになります。カバー自身の盗難や紛失もあるため放置することも出来ず一度家まで持ち帰ることになります。雨に降られて帰宅した時はもっと大変です。濡れたままカバーを掛けることは出来ません。水分を閉じ込めるとサビが発生します。乾くまで放置するしかありません。そして後でカバーを掛けるために戻ってくることになります。私も過去にシートカバーを使っていましたが一番の難点は「面倒くさい」ことでした。明日も乗るから、天気も良いから、シートカバー掛けなくても良いかな?こんな甘い考えが沸いてきます。愛着も減っていきます。そしてシートカバーを掛けない日が増えバイクは劣化していきます。こんな経験をした人も多いと思います。結局、バイクを劣化から守る為にはガレージ保管が最も有効な方法となります。
次は駐輪スペースです。アパートやマンションの集合住宅にお住まいの方は、バイクを所有出来ない事があります。なぜなら一般の集合住宅にはバイクの駐輪場が用意されていないからです。
私は過去にバイク駐輪場付のアパートの建設を計画したことがあります。しかし途中で断念しました。理由の一つにバイクの転倒があります。駐輪場内の転倒は他バイクを巻き込みます。私有地であるため事故扱いになりません。保険が適用されない事もあるそうです。結局管理人も巻きこまれます。転倒しても接触しない広い土地があれば問題ありませんが、それだけの広さがあるなら車の駐車場を一つでも多く作った方が入居者の為になります。実際に神奈川県の車とバイクの保有率を比較してみても、車の保有率は3人に1台、バイクの保有率は30人に1台の割合になります。10倍の差があります。入居者が欲しいのは車の駐車場でありバイクの駐輪場ではないのです。これが集合住宅にバイク駐輪場が設置されていない理由です。集合住宅のお住まいの方がバイクを購入する為には、駐輪場の確保が1つのハードルになります。
バイクは趣味の指向が強い乗り物です。運転を楽しむこともそうですが、メンテナンスやカスタム作業を楽しむ方も多いと思います。メンテナンスに望まれる環境は、電灯と電源があり雨に濡れない事です。メンテナンスはツーリング前夜や雨天の日に実施したいものです。ガレージならこの環境が用意出来ます。また、週末ライダーには24時間Battery充電が出来る環境が必要です。「週末の朝、仕事はOFF、天気は快晴、絶好のツーリング日和、しかしセルが回らない」こんな経験をした人も多いと思います。ガレージならこの問題を解消出来ます。
バイクの所持を秘密にしたい人がいます。少数ですが確実に存在します。馴染みのバイク屋で聞いた話ですが、とある男性は、彼女にバイクを買ってあげたが保管場所がない。自分の家には停められない。なぜなら妻には秘密にしたいから?・・・・そんな方にもガレージは必要です。趣味としてメジャーなバイクは、様々な理由で所持を秘密にしたい人がいます。
まとめると、下記の様な人はレンタルガレージが必要になります。
・高価なバイクが欲しいが駐輪場が無い人
・メンテナンスやカスタム作業場所が欲しい人
・バイクの所持を家族に秘密にしたいひと
これらに1つ以上に当てはまり、投資対効果は気にしくて良い人(金銭的に余裕がある人)となります。でも、こんな人は少数です。マイノリティです。西湘地域に何人いるのだろうか・・・いないかもしれない。


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