ガレージの供給数

西湘地域にあるレンタルバイクガレージを調査してみました。

Googleに広告を出しているレンタルバイクガレージは17サイトで106個室。しかし、表の14番と16番はのサイトは新規でこれからレンタル開始となる物件であるためこの２サイトはを除いて分析します。
15サイト中10サイトで空室数は０％。残りの5サイトでも空室は１室。一般の賃貸アパートでは考えられない数値となっています。この結果から見ても、需要に対して供給が足りていない供給不足が発生している事が分かります。

レンタル費を見てみる。大型バイクの入らない１から７サイトを除いた平均月額は15,500円。車用のレンタルガレージ費が月30,000円～50,000円であるとこと考えれば、土地面積が半分であることを思えば高価ではなく納得できる金額です。レンタルバイクガレージは比較対象が車用ガレージならそう驚く金額ではありません。
しかし、屋根のない青空駐車と比べると高価な物となってしまいます。この地域での普通自動車の駐車場は月額は6,000円から8,000円。タイヤも半分、面積も半分、なのに金額は2倍。建物であるガレージとこの青空駐車を単純比較してしまう為、レンタルバイクガレージは高価なイメージとなります。
最近は地方自治体がバイク環境の充実を目指し、駅前に駐輪場が新設されています。便利ですが、殆どはコインパーキングです。ここでの比較対象は自転車です。自転車は1日100円なのに、バイクは500円。当然自転車には勝てません。結局バイクの駐輪費イメージは高いままです。

結果として、現状ではレンタルバイクガレージは供給不足な状態にあると思われます。年々バイク登録数は増えてはいますが、ガレージが必要になる人は少数です。もし大手企業が一斉にガレージを作れば直ぐに供給過多な状態になるでしょう。また、費用面でもハードルが高く、レンタルガレージが欲しいと思った人がネットで検索しても、出てきた金額を見て断念する人が殆どだと思います。